【カリ音をイメージ】初心者の女性に送る、尺八が飛躍的に上達する9つのテクニック


女性の間で尺八が静かなブームになっています。

いそぐとも心静かに手を添えて外にもらすな尺八の息

と謡われるように、尺八は、心を落ち着かせて、尺八と息が一体化することが求められます。
 
尺八はただのテクニックではなく、精神的な部分から向かい合うことが求められます。

静謐な心境で尺八と向かい合ったうえで、さらに上達したいという意思がおありでしたら、以下のテクニックをお試しください。

クズコンバレーのシンクタンク・KUZ総研が、女性向けのテクニックを収集しました。

■唇の筋肉を鍛える

良い音は良い形の息が置き変って出来たもの。
良い音を出したければ、良い形の息を作り、上手に楽器に当てることです。
音が悪いのは、息の形が悪いのです。
良い息を形作るために、唇の筋肉を鍛えて下さい。
良い息を形作るために、唇の形を理想的な形に作り上げて下さい。

http://homepage2.nifty.com/tajima-tadashi/R8school.htm

田嶋直士先生の尺八講座より

 

唇の筋肉を鍛えなければならないと、名人はおっしゃっています。

 

■カリ音をイメージし、最も快適に感ずる所が最も正しい音程

1 全音(カリ音)、中メリ・・・等およその場所をイメージします。
2 楽器をその場所に移動させます。
3 快適な所に止めます。
1,2,3を一瞬のうちにセットします。
旋律に対する心地良さがバロメータ。
最も快適に感ずる所が最も正しい音程。

http://homepage2.nifty.com/tajima-tadashi/R8school.htm

田嶋直士先生の尺八講座より

 

まずは、カリ音など、およその音をイメージするのが大事とのこと。
いきなり音を出すのではなく、イメージから、ということですね。

 

■薬指の力が必要

ツのメリ音が上手に鳴らない人が多いようです
ツのメリ音を出すときの指の押え方に問題があります
1孔を少し開けるのではなく
1孔をスキマを開けて塞ぐ意識が必要です
塞ぐ意識とは薬指に力が必要です
薬指で500gの力で1孔をスキマを開けて塞いで下さい
人によっては800gの力かも知れませんが
兎に角そのように意識して力を入れて下さい
そのときに ツのメリ音が得られるはずです

http://homepage2.nifty.com/tajima-tadashi/R8school.htm

田嶋直士先生の尺八講座より

薬指に、100g刻みの強弱をつける。実に繊細な世界です。

 

■甲・乙は唇の圧力。体におぼえさす。

音の高さ、甲・乙は息の速度で決まります。
速度と唇の圧力は対応しています。
圧力を変化させることで、息の速度をコントロールすることが出来ます。
音の大小とは無関係です。
唇を色々な圧力に変化させてみる。
一番安定した圧力を見つけ、体・唇に覚えさす。
音程によって それぞれに厳密な圧力がある。
どんなに弱い音でも、その圧力を維持すると他の音にはなりません。

http://homepage2.nifty.com/tajima-tadashi/R8school.htm

田嶋直士先生の尺八講座より

うーん、奥が深いですね。唇の圧力が大事なのですね。

 

■尺八は空中の羽毛の如く。頭を動かすことではない。

押しつけた音はリキミがあり、自由がなく骨ばって聞こえます。
メリ・カリ、頭を動かすこと(角度を変化させること)では音程を自由に思い通り変化させる
ことは出来ません。
楽器は空中の羽毛の如く軽く、素速やく動く必要があります。
音程の変化
唇に近づく→低くなる  唇から離れる→高くなる 
自由自在に
押しつけるのでも、引っ張るのでもない、 ただ単に移動させるだけ。
重さのない羽毛のように軽々と 息の通り路を移動させる。
フワフワと浮雲のように。(位置を決めてセットしてはいけません)

http://homepage2.nifty.com/tajima-tadashi/R8school.htm

田嶋直士先生の尺八講座より

素人は、頭を動かすことがカリにいいのかと思いがちですが、さにあらず。
あくまで、浮雲のごとく。

 

■息が出た時点で完了


 

息が楽器に当たって音が鳴るわけですから、
 すばらしく感動的な演奏が出来ている時は、
 息の中に感動という成分も含まれている事になります。
 息の中には「感動」「音楽性」「音のエネルギー」「音色」「音質」全て含まれます
 息が出た時点で完了です。
 息が出た時点でやれる事は全て完了しているのです。
 音が鳴ってしまったらもう手を加える
 (手を出す)事は出来ない、手遅れなのです。
 自分のやるべきこと(出来る事)は息を作ることです。
 鳴らすことではありません。

http://homepage2.nifty.com/tajima-tadashi/R8school.htm

田嶋直士先生の尺八講座より

 

これも素人が陥りがちなポイント。
息をつくることがやるべきこと。息が出た時点でフィニッシュなのです。

 

■口を硬直させるタイプの人は、喉の方まで硬直させてしまう

 

口を硬直させるタイプの人は、喉の方まで硬直させてしまい、
瞬時に喉を広げて大量の息(乙の音をドライブするのに必要な息の量です)を送ることが出来ません。

http://howto.senshu-shakuhachi.com/index.cgi?mode=dsp&no=31

泉州尺八工房

 

口を硬直させるのも禁物。喉の奥も硬直させてしまいます。

 

■ムラ息は唇のテンションを奪う

ムラ息は、各音で行うことが可能ですが、
なにせ息を使います。
連続してムラ息をすると
体力の限界を感じます。

当然、ムラ息でロングトーンなんてのは
トンデモナイ話。

また、ムラ息は、唇のテンションがゆるみます。
そのため若干音程が下がる傾向にあります。

http://www.geocities.jp/gensei_chikuken/kouza/05_ppoi2.htm

作編曲者のための
尺八講座

ムラ音は、思わず追究してしまいそうになるのが素人。
唇のテンションをゆるめてしまっては、元も子もありません。

 
■タマ音と玉音の違い

「玉音」
・ノドちんこを震わせて音をパタパタと鳴らす
・ノドで鳴らすので音が深い
・少し陰に入った音の雰囲気

「タマ音」
・舌をルルルルルと巻き舌のようにして音を震わせる
・西洋音楽(フルート)の楽器奏法で、別名をフラッター(タンギング)という
・口もとで音を出すので少し音が軽やか
・少し陽気な音の雰囲気

http://shakuhatchi.seesaa.net/article/256781605.html
尺八修理工房幻海

これも、つい間違えがちな、「玉音」と「タマ音」の違い。
大事なところだからこそ、丁寧に使い分けたいところです。

 

ざっと挙げただけでも、これだけの重要なポイントがあるのが、奥の深い尺八の世界。

女性の間でブームが起きている尺八ですが、せっかく尺八をするのであれば、コツはわきまえて、名人の声に耳をかたむけ、心をこめた尺八を吹いて頂きたいものです。

 
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