【ほくろ】東京オリンピック開会式の代表歌手が千昌夫であるべき千の理由


オリンピック開催地決定おめでとうございます。

巷では、開会式にはどんな趣向が?と多くの憶測や希望が飛び交っておりますが、不思議なことに千昌夫さんの名前を耳にしません。

世界中が注目する開会式で重要なことはひとつ。

その国を代表・象徴する歌手である

ということです。

平和の祭典・オリンピックなので、その国がどんな歴史を歩んできて、いまどんな現状で、未来は何を目指すのか、というメッセージを注目する全世界に発信することになります。

特に今回は、半世紀前の東京オリンピックから、何が変わり、何を目指すのか、世界が注目しています。

国民的人気グループのAKB48や、エグザイルさん、北島三郎さん等の名前が挙がっておりますが、千昌夫さんの名前を聞かないのはいささか不自然という声がクズコンバレーからあがっています。

その根拠は千を超えるほど寄せられていますが、そのうち有力なものをご紹介します。

 

 

・「北国の春」の圧倒的知名度

世界で最も有名な日本の歌は何かといえば、北国の春であることは疑いの余地がないでしょう。

中国を中心に、カラオケといえば北国の春が定番となっています。

カラオケが広まった時代と関係しているかもしれませんが、それ以前に、冬の悲しみからの解放を象徴する印象深いイントロと、「スィラカバ〜」というエモーショナルな歌い出しは、国境を超えて世界の人々の心に染み渡っています。

開催は6年後であるということも念頭に入れなければなりません。
その場合、今、人気のグループは健在でしょうか。JASRACは健在でしょうか。心配です。

不動の人気と思われたモーニング娘。はAKB48に取って代わられ、Zooもエグザイルへと変わりました。

音楽業界の業態とともに、人の関心は大きく移りゆくタイミングにあり、六年後、どうなっているかなど誰にもわかりません。

ただ、千昌夫氏が健在で、北国の春を歌い続けることは間違いがないと言えるでしょう。

白樺(しらかば) 青空 南風
こぶし咲くあの丘 北国の
ああ 北国の春
季節が都会ではわからないだろうと
届いたおふくろの小さな包み
あの故郷(ふるさと)へ帰ろかな 帰ろかな

雪どけ せせらぎ 丸木橋
落葉松(からまつ)の芽がふく 北国の
ああ 北国の春
好きだとおたがいに言いだせないまま
別れてもう五年あの娘(こ)はどうしてる
あの故郷へ帰ろかな 帰ろかな

山吹(やまぶき) 朝霧 水車小屋
わらべ唄聞こえる 北国の
ああ 北国の春
兄貴も親父(おやじ)似で無口なふたりが
たまには酒でも飲んでるだろか
あの故郷へ帰ろかな 帰ろかな

 

 

・津波で壊滅した陸前高田という故郷

北国の春といえば、 「あの故郷へ帰ろかな 帰ろうかな」で締められます。

津波で壊滅的打撃を受けた陸前高田出身の千昌夫氏は、農家の次男に生まれ、小学四年生で父親を亡くします。
故郷を離れ、歌手に転向した千氏は、成功を収め、メディアとの関係性もあり、巨万の富を得ます。

その後バブルが崩壊し、絶大なる借金騒動へと変貌していくわけですが、千氏にとってふるさとという概念は、他の日本人とは別格な密度を持ったものであったことでしょう。

東北の復興とからめて語られることの多いオリンピックですが、更地になってしまった故郷がどうなるのか、その象徴が世界の人にとっては福島ですが、陸前高田に代表されるように、日本中がダメージを負ったということを知ってもらうことにもなります。

世界が注目する東京オリンピックで故郷を歌うことは、他の歌手には許されない大いなる意味をもつことになります。

 

 

・「味噌汁の歌」で示すアイデンティティ

世界に受けるだけではなく、日本のアイデンティティを示すことも重要です。

イルカ・クジラ漁で諸外国からバッシングを受ける中で、ただ流されるでもなく、抗うでもなく、歴史と文化のある国としての立ち位置を示すことが求められます。

「うっぷる〜 すんばれるねえ 冬は寒いから味噌汁がうまいんだよねえ」の語りで始まる味噌汁の歌は、味噌汁を通じて母性と故郷について歌い上げています。

「へぇーそうか おまえさんも東北の生まれか
気持ちはわかるが あせらねえ方がいいな
やめろ! あんなあまったるいもの好きな女なんか
何がポタージュだい 味噌汁の好きな女じゃなくちゃ!!
寝るのはふとん 下着はふんどし ごはんのことを
ライスだなんて言うんじゃないよ。

田園調布? 家を建てるんなら岩手県 それも陸前高田がいいね
金髪? き・・・金髪だけは いいんじゃないべかねえ
それにしても近頃の人は 何か忘れてるね
これでも日本人なんだべかねぇ」

金髪というフィジカルな特徴については差別せず、あくまでアイデンティティについて掘り下げる名調子であります。

和食が世界遺産に登録される中で、一時的な圧力やポピュリズムに流されないためにも、日本人自身が日本を見つめなおすことの必要性が詰まっています。

 

 

・閉会式は「星影のワルツ」

開会式が北国の春であれば、閉会式は当然、この歌になります。

これは説明も不要かと思いますので、お聴きください。
スポーツで激しく争ったあとは、和洋折衷の別れの歌で選手・観客の心も癒してくれることでしょう。

 

 

 

・借金騒動

1970年、仙台市に五万坪の土地を四千万円で購入した[1]。東北新幹線の着工決定が手伝い、購入した土地の地価は十倍にも上昇した。このことがきっかけとなり、1972年「アベインターナショナル」を設立。次第に不動産業に手を出すようになり、やがてバブル期には不動産会社を設立し歌手を休業。不動産業に専念した。この時期「歌う不動産王」「ホテル王」と呼ばれるほど、世界各地にマンションやビルなどを所有していた。一時はホノルルの殆どのホテルが千昌夫の持ち物と呼ばれるほどで、物真似でもよく「おら金もってんどー」というネタが使われたが、1991年のバブル崩壊とともに借金が膨れ上がり、2000年2月4日に個人事務所「アベインターナショナル」は経営破綻した(東京地裁に特別清算を申請、負債総額は1,034億円)。

まさにアベノミクスであります。

バブルに踊り、大いに世の中に迷惑をかけたというのも一面であります。
しかし、安倍首相が再度返り咲いたのに、千昌夫がそれを挽回する機会が無いのはおかしい。

これだけの経済規模の負債を世の中に返すには、それなりの舞台が必要です。

多くの経営者、労働者が、バブルについては苦々しい経験をし、それがまた世界に迷惑をかけてもいます。

経済発展だけがそれに対する詫びや恩返しの手段でしょうか。

いえ、心のこもった歌を届けることもまた、立派な返礼であります。

 

 

・マスコミとの関係性

前・東京オリンピックはまさにメディア時代の幕開けでありました。
前畑がんばれ、富士山のトビウオなどメディアを通じて言葉が広まる象徴でもありました。その後、メディア支配の時代が始まります。

こちらをご覧ください。

「おれはマスコミのおもちゃじゃない!」
電波メディア全盛の中、千昌夫はキッパリとこう言いはり、あまつさえ宣伝に利用しました。当時のメディアと芸の関係性を表す一幕です。

さて、6年後、メディアはどうなっているでしょうか?

田中角栄が放送免許を交付し、電波メディアを独占した数社が引き続きその座に安泰でいるとは考えにくうございます。

メディアという熱量に踊り、メディアに反発し、利用した千昌夫を、近未来のメディアがどう写すか、関心が集まっています。

 

 

・半世紀にわたる地道な活動

経済的にどれだけ派手に活動しても、歌手の仕事とは畢竟、人前で歌を歌うということに尽きます。

入れ替わりの激しい芸能界で、千昌夫氏は歌い続けています。これがどれだけのことか、なかなか評価されることはありません。

1965年デビューの千昌夫氏にとって、2014年は半世紀となります。

上京、成功、苦労、失敗、芸、挫折、復興。

まさにこの半世紀、日本がどう生きてきたかという象徴として、千昌夫氏以上の人選はありえないと言えるでしょう。

 

以上はクズコンバレー住人からの声ですが、皆様はどうお感じでしょうか。

 

 

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